本質を見抜く力

冷たい飲み物を自販機の表示に「つめた~い」とした人のユニークさに感服している数学教師
#きっと上司に怒られてもやっちゃったんだと思う
#ちょっと不真面目感がちょうどいい
#もはや気にならないレベルで表示されている

ピカソのよさ

ピカソの絵を見たのは資料集くらいものです。
正直、キュビズム時代のピカソの絵を見せられても作者名を伏せられたら、
価値を見抜けない自信があります。
#絶対の自信
#エッヘン

青の時代、バラの時代ならまだしも、正直その道の専門家ではないので、
キュビズム時代は勉強しないと価値を見抜けません。
抽象的でよく分からないのです。
#ピカソ、ごめんて

逆にその価値に気づけないことが悔しくもあります。
ちゃんと勉強しておけば、更に豊かな人生だったかもしれません。
#うんちく言えたら格好いいよね

抽象化

時代は激動の時代に突入しています。
#急にワンピース風
時代の変化が激しく、時にはマニュアルにない事態に対応する能力も必要です。

これから必要な能力の1つに
「物事の的確に考察し、本質は何かと見抜く力」があると考えています。
これは数学的思考力でもあります。

数学は初期の段階で「抽象化」の作業を重視しながら、その力を磨いています。
この「抽象化」は難しいものだと誤解されがちです。
#ピカソ難しいもん
#パブロ、ごめんて

数学の内容から抽象化の説明をします。
例えば、1個のリンゴと1個のミカンは異なるものです。
でも、1個のリンゴに2個のリンゴを加えることと
1個のミカンに2個のミカンを加えること操作は同じなので、
次の式で表されます。
1+2=3
このような式で表すことが、すでに抽象化に足を踏み入れたことになります。
これをリンゴの場合、ミカンの場合、○○の場合・・・
とそれぞれの場合で分けて考えたのでは非効率です。
これらをひっくるめて「数の足し算」として数学では抽象化しています。

もちろん、抽象化はこんな簡単な場合ばかりではありません。
ただ、いずれの場合でもこのような操作をするときは、
何が本質なのか根源まで深く考えることが必要になります。

激動の時代を生き抜くには「本質を見抜く力」が必要になります。
その力を数学の授業を通して、養っていただければと思っております。
#美術の力も養いたかった

読んでくださった方の人生がいつまで輝き続けますように。

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