ハイチュウを食べるのが早すぎて妻にひかれている数学教師
#よく噛まないで飲んでいる
#好きな味はストロベリー
1⃣ 問題
(問)y=-3/x と y=axのグラフがあります。2点A,Bで交わり,Aのx座標がー3です。このとき…
2⃣ 活動の流れ
関数の活用問題で、具体的な事象を題材にして考えていく授業内容もあると思いますが、今回は少し受験も意識した授業を行いました。入試問題では、関数は必ずと言っていいほど、取り扱われます。そして、1次関数とy=ax²や1次関数と反比例などの複合問題で出題されていることが多いです。
中学1年生で習う比例と反比例でも、その両方の内容を授業で扱っていこうと思いました。ただ、問題集や教科書から問題を与えられるばかりでは、目指す生徒像から遠ざかるため、問題作りの観点も加えました。上記の問題の「…」にはどのような内容になるかと生徒に問い、自由に考えてもらいました。主体的な態度を高める効果にも期待しました。
各自5分ほど問題作りに取り組み、周りと共有して、全体でも確認しました。中学1年生ということもあり、どのクラスでおこなっても同じような内容になると思います。
生徒の発言から取り上げた内容は
・Aのy座標を求めよう
・Bの座標を求めよう
・aの比例定数を求めよう
どの問題にも取り組むことを促しますが、解く順番だけ教師から指定しました。
(1)Aのy座標を求めよう
(3)Bの座標を求めよう
(2)aの比例定数を求めよう
机間指導しながら、早くできた生徒のために、(4)や(5)の問題も用意しました。
(4)この問題の図をなるべく正確にかきましょう
(5)C(ー3,0)として、△ABCの面積を求めよう
比例、反比例を一通り学習してから扱う題材なので、(1)と(2)は全員解けることを目標にしています。
全体の進度を机間指導で把握しながら、(1)と(2)の解説を生徒に板書してもらいました。
(3)の内容は全体でも解けている生徒が4割~5割ほどだったので、問題文の「2点A,Bで交わり」という部分を掘り下げました。
y=axについて、a>0の場合ではどのような図になるのか、a<0の場合ではどのような図になるのか、a=0の場合は・・・
この内容は(3)ができている生徒、(4)や(5)に取り組んでいる生徒も、一緒に考えていきます。
なんとなく解けた生徒もいるかもしれませんし、a=0の場合は考えていないだろうし、場合分けの考え方は今後にも生かせるからです。
進度に個人差が出るような授業展開でも、ここは全体で共通したい大切な見方や考え方があるときは、全員が同じ方向を向くように指導したいものです。
(3)について、中学1年生で連立方程式で解く生徒はいないと思うので(もちろん、いたら扱ってよい)、図(グラフ)から考える生徒や表から考える生徒を取り上げたい。
(4),(5)ついては時間がなく、次時で扱いました、入試問題に取り組む上で、大切な考え方を含んでいると思い出題しました。
読んでくださった方の人生がいつまで輝き続けますに。